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2025.01.22
道案内の英語
これだけは覚えておきたい 道案内の英語フレーズ(発展編)
こんにちは、あっちこっちプロジェクト代表の真鍋です。

以前、「これだけは覚えておきたい道案内の英語フレーズ」として、道案内をするときに僕自身がよく使っている10個のフレーズをご紹介しました。

(まだお読みでない方はこちらを先にご覧ください。)

今日は、これらのフレーズの応用例を一緒に見ていきましょう。
まずは最初の5つから。


1. Do you need any help?
(何かお困りですか?)
    ↓
Do you need any directions?
(道をお教えましょうか?)

このコラムでは道案内の英語をご紹介していますが、そもそも「道案内」は英語で何と言うのでしょう?

英語では、「道案内」のように一つのまとまった表現ではなく、“give directions”と言います。

“Directions”は、「まっすぐ行って2つ目の角を左に曲がって…」といった道順や指示のことです。

道案内は、このような一連の情報を与えることなのでgive directionsと言います。

A man gave me directions.(男性が道を教えてくれた)

このdirectionsという単語を使えば、旅行者が道案内を必要としているかどうか、簡単に聞くことができます。

さて、 “Do you need…”から始まる言い方でもう一つ、ぜひ使ってみてもらいたい表現が、“Do you need a hand?”です。

これは、たとえば荷物を網棚から降ろすのを手伝ったり、ベビーカーを階段の上まで運ぶのを手伝ったり、実際に手を使って助けるシチュエーションで使います。

この言い回しの良いところは、堅苦しくなく、ほどよくフレンドリーな印象を与えられることです。

相手もより気軽に助けを受け入れやすくなると思います。


2. The store is on the next corner.
(そのお店は次の角にあります)
    ↓
The restroom is on the second floor.
 (お手洗いは二階にあります)

The shrine is at the end of this street.
 (その神社はこの道の突き当たりにあります)

The hotel is across from the National Museum.
 (そのホテルは国立博物館の向かいにあります)

旅行者が探しているものがどこにあるかは、型さえ覚えれば説明しやすいです。

[探しているもの] is [前置詞][場所や目印]

前置詞は覚えないといけませんが、まずは以下の10個から覚えて使ってみてください。

near(~の近くに)
next to(~の隣に)
by(~のそばに)
across from(~の道向かいに)
in front of(~の前に)
behind(~の裏手に)
between(~と~の間に)
before(~の手前に)
after(~の後に)
past(~を過ぎたところに)

The hotel is near the city hall.
The hotel is next to the city hall.
…という感じです。


3. There is an elevator over there.
(向こうにエレベーターがありますよ)
    ↓
There’s a nice park over there.
 (向こうに素敵な公園があります)

There are coin lockers over there.
 (向こうにコインロッカーがあります)

何かがあることを知らない相手に教えてあげるときに使うこのパターン。

こちらも、場所を説明する単語を覚えることで、広く応用できるようになります。

指で指し示すことができる距離にあるものはover thereですべて解決です。

一方、over thereの圏外であれば、たとえば2番のフレーズで出てきたon the second floorに差し替えて、

There are coin lockers on the second floor.(二階にコインロッカーがあります)

というふうに伝えることができます。

もう一つ別の例を挙げると、

There’s a great hiking trail behind the temple.(お寺の裏手に素晴らしいハイキングコースがあります)

御室八十八ヶ所霊場のイメージですね。


4. Take bus number 46 and get off at Shijo Kawaramachi.
(46番のバスに乗って、四条河原町で降りてください)
    ↓
Take this bus and get off at the third stop.
 (このバスに乗って、3つ目のバス停で降りてください)

Take the express train and get off at the stop called Tambabashi.
 (急行に乗って、丹波橋という駅で降りてください)

交通機関の説明の基本は、「take 乗る」と「get off 降りる」の組み合わせです。

ちなみにget offの反対はget onのような気がしますが、get onは乗り込む動作だけを指します。

それに対しtakeは、いろいろある交通手段のなかから一つを選び、それを使って移動することを意味します。

ですので、電車・バス・タクシーなどに乗るときはtakeを使います。

ほかにも、飛行機・フェリー・エレベーター・エスカレーター・階段・スキーリフトなど、「take 乗る」はあらゆる移動手段に使えるので便利です。

それともう一つ補足ですが、stopはバス停にも駅にも使えるので、こちらも便利な単語です。(停留所・停車駅の「停」ですね。)


5. It’s about 20 minutes from here.
(それはここから20分くらいです)
    ↓
The airport is about half an hour from downtown.
 (空港は市の中心部から30分ほどです)

Kanazawa is about two hours from Kyoto by train.
 (金沢は京都から電車で約2時間です)

「この駅はどこですか」「このホテルに行きたいのですが」などと聞かれた場合は、探しているものの名前がすでに出ているので “It’s…”から始めますが、The airportやKanazawaといった単語から始める場合も、文の型は同じです。

「from出発点」「by移動手段」については、話しの流れで言わなくてもわかる場合も多いので、必要に応じて付けたり外したりしてください。

それから碁盤の目になっている京都市内では、所要時間の代わりに“block”を使って距離を伝えるのもわかりやすいのでオススメです。

Blockは道と道の間の一区画のこと。

1ブロックの幅は場所によって異なりますが、

The restaurant is about 5 blocks from here.(そのレストランはここから5ブロックくらいです)

と言われると、通りを5つくらい行ったところにあるんだな、とだいたいの距離感がつかめます。

「ここから500メートルくらい」と言われるよりピンときやすいと思います。
(あとメートルはアメリカ人にはわかってもらえないので…)

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いかがでしたか?

最後に復習として、以下の音声ファイルを聞き、読み上げられる3つの文章を書き取ってみてください。




(正解はこちら


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